2012-01-01から1年間の記事一覧
昨日の記事で日本の製造業は国内生産は増えているのにもかかわらず国内就業者数は減少していることを示した図を紹介した。普通に考えると、国内生産が増加すると国内雇用も増加するように思われるのだが、これはどういうことだろうか?まず注目すべきは労働…
12月22日に内閣府が公表したミニ白書『日本経済2012-13−厳しい調整の中で活路を求める日本企業−』で、最近の日本企業の海外投資の拡大と、それが産業構造や雇用に与える影響に関して分析を行っている。上図は白書内で示された日本の製造業の海外生産・従業員…
多忙につき4カ月ほどBlog更新を怠っていました。ぼちぼち再開していきます。最近、送っていただいた新版の国際経済学のテキストです。[rakuten:booxstore:10979108:detail]リーマンショックやユーロ危機など最近の世界金融危機の話題まで書かれており、わか…
フィナンス&ディベロップメント2011年9月号より Berg-Ostry「平等と効率〜両者のトレードオフ、両立か?」を読みました。フィナンス&ディベロップメントはIMF(国際通貨基金)が発行している機関誌ですが、最近日本語版も見れるようになったようです。 興味…
暑い夏が続きますね。ロンドンオリンピックももう終わります。今まで何回もオリンピックがありましたが、今回のオリンピックは初めてたっぷりとテレビ観戦しました。メダルラッシュでよかったですね。今回は今まで取れなかった種目でも初のメダルが多くて日…
日本経済新聞7月11日付7面より 米・EU、包括協定検討、FTA締結も視野、大西洋版TPP、日本の政策に影響。 米オバマ政権と欧州連合(EU)が、自由貿易協定(FTA)の締結も視野に包括的な経済連携協定を検討していることがわかった。環太平洋経済…
日本経済新聞7月8日付3面より けいざい解読:円安材料に傾く経常収支―円に戻らぬ所得黒字 外国為替取引の新たな材料として、需給面の円安要因に注目する市場関係者が増えている。直近の貿易統計速報によると、5月の貿易収支の赤字は市場予想を大幅に上回る…
プレミアム・モルツのCMソングにビートルズのヘイ!ジュードが使われていた。 でも、ビートルズの演奏ではなく、誰かのカバーによるものだった。残念。。。ということで、本物の"Hey! Jude"を貼っておきます。 ビートルズ最高!でも、これに限らず最近のCMっ…
日本経済新聞2012年6月24日付1面より ホンダ、米を輸出拠点に、17年にも、日本並み15万台、森精機も米から韓台へ。 ホンダは米国からの輸出を拡大する。ドル安傾向が続いていることを背景に東南アジアへの輸出を始めたほか、中国、中東向けも増やす。2…
VOXより、TPP negotiations, anticipatory trade creation, and implications for European trade policyを読みました。このブログ記事では、TPP(環太平洋連携協定)がEUに与える貿易転換効果について書かれたものだ。TPPによってこの地域内の貿易が促進され…
日本経済新聞6月17日付7面より 現代自・LGなど韓国勢、日本で技術者採用、先端素材・部品、自前主義を転換。 現代自動車やLGグループなど韓国企業が日本で技術者の採用活動を始めた。狙いは日本が高い競争力を持つ先端素材・部品分野の強化だ。韓国政府…
久しぶりに経済の話題を取り上げます。日本経済新聞2012年6月8日付7面より 東アジア生産網、欧州危機が波及、中国減速→韓台、半導体など輸出低迷。 中国が利下げに踏み切り、景気下支えに動く中、韓国と台湾の輸出が3カ月連続で前年実績を割り、長引く欧州…
1987年のクリスマスショーという番組で放送されたCHARと米米クラブのセッション。 Rolling Stonesと歌謡曲をうまくミックスさせた面白い作品です。原曲はこちら。 It's gas, gas, gas!
僕が日本で一番好きなギタリストと言えば、Charですね。 様々なジャンルをこなし、多くのミュージシャンとセッションもしたりとギター一本で自由に生きているって感じのギタリストですね。 ほんとうらやましい。この曲は20年ぐらい前にCharの曲を聴きはじめ…
北島健二はFence of Defenceというバンドのギタリストで、僕が好きなギタリストの一人です。 この動画は、あるTV番組で特別に作ったPVで、Fence of Defenceの同名曲をギターだけで演奏したやつです。これぞロックって感じやね。かっこええ。原曲はこんな感じ…
FTA/EPAと投資協定で触れた去年末から始まった日中韓3国のFTA交渉だが、結局中国と韓国で交渉に入ることになった。日本経済新聞2012年5月2日付3面より 中韓FTA交渉入りへ、日本、蚊帳の外、スピード優先、韓国動く。 中国と韓国が自由貿易協定(FTA)…
You Tubeでは色々な人が自分のパフォーマンスを動画でアップしているが、僕がよく見ているのは、特撮モノやアニメの曲に合わせてベースを弾いている人の動画です。チョッパーかっこええベースラインがかっこええ・・・16ビートばっちしやね今日はこの辺で
日本経済研究センター 中期予測の論点より「R&D投資は現地需要重視、今後はアジア向けで拡大」を読みました。 (要旨) 2000 年代以降、日本企業は、需要の旺盛なアジア諸国へ生産・販売拠点の海外移転を進めてきた。さらに、東日本大震災以降の円高やエネル…
日本経済新聞4月6日付1面より トヨタ、開発を完全現地化、まず米で新型車、ニーズ対応早く。 トヨタ自動車は海外で販売する車を対象に開発機能を現地に移す。まず米国で現地技術者が全面的に開発した乗用車を年内に発売。同様の手法を中国などにも段階的に広…
VOXよりOffshoring of high-skilled workers is not a zero-sum gameを読みました。 (要旨) Multinational firms outsourcing or offshoring their operations to developing countries is a problem as old as globalisation. This column looks at the e…
FTA/EPAと投資協定で述べていた日中間投資協定が先月合意に達した。日本経済新聞3月23日付3面より 日中韓投資協定で合意、日本企業、技術流出歯止め 日本、中国、韓国が投資協定の実質合意にこぎつけた。日中韓の自由貿易協定(FTA)の交渉入りに向けて前…
日本経済新聞3月23日付3面より TPP9ヵ国交渉、長期化へ、日本、ルール作り参加余地――政府が状況公表。米国やオーストラリアなど9カ国による環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の遅れがはっきりしてきた。22日の民主党の経済連携プロジェクトチーム(…
Offshoring, International Trade, and American Workers NBER(全米経済研究所) Reporter 2011 Number 4: Research Summaryを読みました。外国へのアウトソーシング(外注)の増加が、国内産業の空洞化と中流階級の没落につながっているとの批判は以前からあっ…
ドゥービーブラザーズです。コーラスワークとギターのコードワークがきれいやね。 歌詞の内容はジーザスは最高!とひたすら言うゴスペルチックな内容。今日はこの辺でListen to the Music: Very Best of the Doobie Brosアーティスト: Doobie Brothers出版社…
僕の一番好きなボーカリストの一人がSimply RedというバンドのボーカルのMick Hucknall(ミックハックネル)です。この「Stars」という曲はイギリスをはじめとした欧州でバカ売れしたアルバム「Stars」のタイトルトラックで、日本では車のCMにも使われた曲で…
こことこことこことここからの続きです。(4)未成熟債権国 前回書いたように、経済発展の初期段階の国は、国内開発のための投資のための資金需要が大きいが、国内貯蓄が少ないために、国内投資のための資金を外国に依存する。このため、資本収支は黒字とな…
VOXより、Industrial policy works for smaller firmsを読みました。 (要旨) The Great Recession has beckoned the ominous return of protectionism. While not condoning such policies, this column argues that if governments must provide investment…
こことこことここからの続きです。いよいよ、経済発展段階に応じた国際収支の変化に関する説明をしていく。(1)未成熟債務国 国際収支発展段階説の初期段階は未成熟債務国である。 経済発展の初期段階とは、国内の生産力が低く、国内需要を国内生産で賄え…
日本経済新聞2月16日付9面より ハイアール、「三洋」製品投入、中韓大手、日本で攻勢、高価格冷蔵庫など60種。 (前略) ハイアールは今年1月に三洋電機から白物家電事業を買収した。日本で展開してきた「ハイアール」ブランドの家電製品に加え、三洋から取…
先週、外資の対日進出が増えているという記事を書いたが、今度はそれと真逆の話。日本経済新聞2月18日付1面より 外資、日本離れ加速、対日投資、11年流出超、円高・低成長で。 外資系企業が日本を敬遠する動きが強まっている。2011年の対日直接投資は…