2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ルービニのQE(量的緩和)批判

QEが招く10の問題点 日経ビジネスonlineより*1ルービニは、リーマンショックに始まる世界金融危機の発生を事前に予測したとして著名な経済学者だ。 そのルービニが、現在欧米諸国や日本が行っている量的緩和政策に対して10の批判を展開している。日銀は新た…

日本がTPPに参加表明。日本は何を勝ち取ろうというのか

ようやく15日に安倍総理がTPP参加を表明した。この数週間TPP参加を巡って、農業や医療など「聖域」の話ばっかりがマスコミに溢れ、こんな「守り」の話しかしないのであれば、TPP参加なんてやめてしまえば?なんて思っていた。 TPPのような国際交渉では、何を…

国際経済学のテキスト 頂き物

国際経済学―国際貿易編 (Minervaベイシック・エコノミクス)作者: 中西訓嗣出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2013/03/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る神戸大学時代にお世話になった先生が書かれた国際貿易論のテキ…

小麦だけ保護しても意味がない

日本経済新聞3月6日付17面に、日清製粉グループ本社社長の大枝宏之氏のインタビューが掲載されているが、小麦を原材料として加工するメーカーが小麦の貿易についてどのようにとらえているか知る上で非常に面白い内容となっている。 ――足元で円安が進んでいま…

日米自動車協議合意へ

日本経済新聞3月6日付1面より TPP車関税で日米合意、交渉参加、首相、来週にも表明。 日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加への動きが最終局面に入った。米国が日本車にかけている関税を当面維持し、簡単な手続きで米国車を輸入できる仕組み…

輸入障壁とは:日米自動車協議から考える

前回、TPPへの参加に先だって自動車分野において日米で二国間協議が行われることとなったと書いた。日本がTPPに参加するためには、米国議会に交渉参加を認められなくてはならない。そのため、米国が特に関心のある事項に関しては、TPP本交渉に参加する前に事…