指数の入った方程式(1)
経済数学では指数が入った方程式を解くことが多い。例えば、次のような方程式でxの値を導出せよと言ったものだ。
このように、分数や負の値の指数が入った方程式の解き方は慣れていないと難しいのでしっかりマスターしておきましょう。
まず最初に非常に簡単な方程式から考えてみましょう。次の方程式をxについて解きます。
2乗すれば3となるxですね。ということは、x=ルート3になりますね。ルート3の2乗が3になるわけですから。
前回示した指数法則7を用いると、ルート3は次のように指数に直すことができます。
では、どう解けば、答えを出すことができるのか?
簡単に言うと、どうすれば左辺がx=となるかを考えればいいのです。
この場合、xの2乗がどうすればxとなるか考えればよいのです。
このとき思い出さなければならないのは、指数法則2です。
これを使うとxの2乗を2分の1乗するとxとなることがわかります。
そのことに気づくと、両辺を2分の1乗するとx=の形となることがわかります。
というわけで、xの2乗=3の方程式は次のように解くことになります。
このように、指数法則2を使うことによって、xの何乗=なんとかというような方程式を解くことができます。
これを理解すれば次のような方程式も解くことができます。
どの方程式も両辺を何乗すれば左辺がx=となるかを考えればよいのです。
答えは次のようになります。
今日はこの辺で