微分(1)微分とは

経済学では微分を多用します。

微分とは、ある変数が(微小)1単位変化した時に、他の変数が何単位変化するかを示すものです。

例えば、昨日出した費用関数C=c(x) (C:生産費用,x:生産量)だと、生産量が1単位変化したときに生産費用が何単位変化するのかということを考える時に微分を用います。

経済学では、生産量が1単位変化するときに収入、費用、利益がどのように変化するのかということや、消費量が1単位変化する時に効用(消費者の満足度)がどれだけ変化するのかということが分析上重要な要因となります。このような分析をする際に微分は欠かせないものとなります。

また、昨日示したような、費用関数のグラフの形状を説明する時にも微分は用いられます。

微分を使いこなすことは、経済学を使いこなすために必要です。明日以降はこの微分の説明を行っていきます。