外資の対日進出が増えている?

日本経済新聞2月9日付1面より

外資、対日工場進出の動き、投資見込み計430億円に――ジェトロ調べ。
外国企業による日本への工場進出の動きが広がっている。東日本大震災からの復興関連需要が見込めるうえ、日本の大手企業の工場閉鎖や縮小で自治体が積極的に外資を誘致していることが背景にある。日本貿易振興機構ジェトロ)によると、外資の進出相談も例年より多いという。円高や電力料金引き上げなど国内の経営環境は厳しいが、同様の動きが広がれば景気や雇用の下支え要因となりそうだ。
(中略)
ジェトロによると、日本は住宅関連や資材など復興需要が見込めるうえ、日本企業が撤退した地方の工場や遊休地を好条件で活用する例が目立つ。「工場誘致を狙う日本政府の立地補助金自治体の助成策なども追い風」(佐藤拓・対日投資部企業誘致課長)という。
東日本大震災以降、外資は一時日本を敬遠する動きがあったが、最近は沈静化。政府の誘致策もあり一部見直しの動きが出ているようだ。

最近の超円高の動きの中、日本企業の国外流出と空洞化の話題が頻繁に聞こえてくる。確かに、日本企業の国外流出は問題だが、空洞化の対策としては、国内企業の外国進出を引き留めるよりも、外国企業の国内進出を促進する方が有効だ。
このような動きがもっと増えてくるといいのだが・・・

今日はこの辺で