グローバル化する就職活動

日本経済新聞1月23日付15面より

国境なき就活
活躍できる職場を求め、海外で就職先を探す若者が目立ってきた。閉塞感のある日本を飛び出して向かうのは、アジアの新興国。高度成長のまっただ中に身を置く高揚感があり、世界市場を肌で感じながら働くことができるからだ。20代から30歳前後は内向き志向が強いと指摘される世代だが、現地採用という“片道切符”の道をあえて選び、将来のキャリアを見据えて自分磨きに努めている。

去年末に書いた人材鎖国から労働市場のグローバリゼーションの時代へで、グローバル化を進める日本企業が海外人材を求めているという話を紹介しましたが、今度は、就活をする学生も就職先を国内のみでなく海外にまで目を広げているというお話です。

記事内で紹介されていたのは、成長の真っただ中にある東アジアにいる人々の活気の中に身を置いて自らを成長させたいという人や、海外で経験を積み自らのキャリアアップにつなげよう、将来日本に戻ってきてその経験を生かそうという人などだ。

リクナビの編集長によると、こういう世界を意識した就職活動を”セカ就”というらしい。

グローバル化の進展は、グローバルな舞台で活躍できる人材への需要を増やしていく。それは、若者にとってはチャンスであり、そのチャンスにかけてみようと言う日本人が増えることは当然の流れと言えるでしょう。

これは優秀な人材が海外へ流出するということではない。海外で経験を積んだ若者の中には将来的には日本に帰り海外と日本をつなげる貴重な人材となるでしょう。
昔は、国内で経験とキャリアを積んだ年配の方が、自分の経験を海外で生かしたいとアジアなどに渡るケースがあったが、今度は最初に海外に出て経験を通じた若者が成長したのちに地元に戻ってきてその経験を生かすような感じになっていくんでしょうね

今日はこの辺で