指数とは

主にミクロ経済学で使う経済数学について書いていきたいと思います。

まずは指数についてです。

これは、2の3乗ですよね。この右上に小さくついている数字が指数です。2の3乗というのは2を3回掛けあわせた値を示しています。
つまり、こういうことですね。

このように、2の2乗は2を2回、2の3乗は2を3回、2の4乗は2を4回掛け合わせた値を示しています。
2の5乗、6乗、7乗・・・・・も同じ計算です。これらの計算をすべて書くわけにはいけないから、
数学では、2のn乗(ただし、nは正の整数)として次のように表現します。

3のn乗、4のn乗、そして、-3のn乗や、1/2のn乗もすべて同じです。このため、指数について、次のような定義がなされます。

ただし、xは実数、nは正の整数です。この式によって、2のn乗をはじめ3のn乗、4のn乗、そして、-3のn乗や、1/2のn乗をすべて表現することができます。

このように、一般的に乗数というのは同じ数字を何回か掛け合わせた値として表現されますが、経済学では次のようなマイナスの指数や分数の指数を扱うことが多いです。

xの-4乗、xの2分の1乗などは、同じ数字を掛け合わせるという考え方では理解できないですよね。詳しくは明日以降に